本文献では、御遺体10膝において膝窩筋、外側側副靭帯、腓腹筋外側頭、膝窩腓骨靭帯の4つの組織の付着部について述べられてました。
大腿骨外側上顆を基準とした際に、
・膝窩筋は軽度の遠位前方
・外側側副靭帯は軽度の近位後方部
・腓腹筋外側頭は外側側副靭帯よりも近位後方部に平均して付着する
と報告されていました。
これら膝後外側支持組織の解剖学的な付着部を詳細に理解する事が、膝関節外旋不安定を呈する症例に対して解剖学的観点から着目することができ不可欠であると述べています。
また膝窩筋腱溝を走行する膝窩筋について、およそ膝関節屈曲113°を境にして、伸展に伴い膝窩筋腱は膝窩筋腱溝から前方に脱臼すると報告されています。
膝窩筋腱損傷が疑われる際には、屈曲角度113°を境に膝窩筋腱脱臼の際の摩擦による疼痛が生じている可能性があるのではないかと考えました。
膝関節症例を治療して行く際の病態解釈の1つの引き出しになるのではないかと感じ、大変勉強になりました。
・膝窩筋は軽度の遠位前方
・外側側副靭帯は軽度の近位後方部
・腓腹筋外側頭は外側側副靭帯よりも近位後方部に平均して付着する
と報告されていました。
これら膝後外側支持組織の解剖学的な付着部を詳細に理解する事が、膝関節外旋不安定を呈する症例に対して解剖学的観点から着目することができ不可欠であると述べています。
また膝窩筋腱溝を走行する膝窩筋について、およそ膝関節屈曲113°を境にして、伸展に伴い膝窩筋腱は膝窩筋腱溝から前方に脱臼すると報告されています。
膝窩筋腱損傷が疑われる際には、屈曲角度113°を境に膝窩筋腱脱臼の際の摩擦による疼痛が生じている可能性があるのではないかと考えました。
膝関節症例を治療して行く際の病態解釈の1つの引き出しになるのではないかと感じ、大変勉強になりました。
LaPrade RF et al:The Posterolateral Attachments of the Knee.Am J Sports Med vol.31 no.6:854-860,2003