COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2018年6月11日月曜日

第19回宿泊技術研修会

6/9-10三重県にて開催されました整形外科リハビリテーション学会主催の第19回宿泊技術研修会に参加させていただきました。


今回のテーマは「肩関節」についてでした。


1日目は評価・治療につなげるための骨・関節・筋肉・靭帯など基本的な触診中心の内容で、まず抑えるべき解剖学的特徴を講義して下さりました。その後grade認定者の先生方が各ブースをラウンドして下さり、とても質問しやすい環境の中で組織に対しての手・指の置き方から細かく丁寧にレクチャーしてくださりました。
 


夜は大宴会があり、普段お話する機会がない先生方の貴重なお話を聞くこともでき、他院の先生方と交流を深める機会を設けていただき、大変貴重な時間を過ごすことができました。


2日目は1日目に行われた触診内容を基に、「胸郭出口症候群保存症例に対する評価と治療」、「腱板断裂保存症例に対する評価と治療」、「上腕骨近位端骨折保存症例に対する評価と治療」について講義していただきました。ここでは解剖学的特徴からみる各疾患の特徴や評価すべき点、治療内容を細かくレクチャーしていただきました。


 
 

この2日間を通して、触診の重要性というものを再確認することができた研修会でした。治療をする上で触診ができないと結果に結びつけることはできません。結果が良くても何を触ったから何が良くなったのかが不明確であったり、バイアスのかかった治療をしてしまうとリバウンドや症状改善に至らないケースが多いと思います。そのためには一つ一つ細かい評価が必要で、解剖学的特徴をもとにどの組織がどこで損傷・絞扼・拘縮などの機能障害をきたしているのかを考えることの重要性を学びました。
2日間では足りないぐらいたくさんのことを吸収することができ、是非また参加したいと思えた研修会でした。この研修会で学んだことは今後の臨床で活かしていけるように日々練習し、技術向上に努めていきたいと思います。

投稿者:小林 駿也

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