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整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2018年9月10日月曜日

【文献紹介】陳旧性前距腓靭帯損傷-スポーツ選手における予後と問題点-

本日紹介させていただく文献は陳旧性靭帯損傷に対して症状と手術所見とより問題点を検討しています。


牟禮 学:陳旧性前距腓靭帯損傷-スポーツ選手における予後と問題点-.日本関節外科学会誌6(3):1987,415-420

スポーツ活動状での障害を分類し、手術所見との関係を検討することにより、スポーツ選手に終える前距腓靭帯損傷の陳旧例の治療じょうの問題点を検討することを目的としています。
対象はスポーツクリニックを受診し、陳旧前距腓靭帯損傷に対して手術を施行された100例107足です。
初回受傷より2ヶ月経過したものを陳旧性前距腓靭帯損傷としています。
不安定性、足関節痛、足関節炎症状の3つに分類しています。
手術所見より実質損傷、界面剥離、裂離骨折に分類し、実質損傷、界面剥離に対してはBrostrom法、裂離骨折はO'Donoghue法に従い骨片除去を行なっています。必要に応じて骨片除去後、靭帯縫縮も追加しています。靭帯が消失していたものに関してはWatson-Jones法を施行し、著しく靭帯が肥厚していたものに関してはretinaculumの縫縮を行なっています。
前距腓靭帯が短縮する背屈で疼痛を訴える症例は多いと述べており、術中でもimpinge所見が見られたと報告しています。
症状と手術所見より背屈時痛は関節内介在物が関与していると考えられたと述べています。

前距腓靭帯は臨床でも多く経験する疾患だと思います。背屈時に疼痛を認める症例も多く経験します。前距腓靭帯は弛緩する方向なのに疼痛が出現することに疑問を持っていますたが、今回この文献からimpingeの可能性が高いことがわかりました。
前距腓靭帯を損傷した時に周辺組織が拘縮していることが関与してくるのではないかと考えられます。靭帯性のinstabilityは運動療法では取ることはできませんが、拘縮は運動療法の適応であると考えられるため、疼痛が本当にinstabilityびよるものなのか見極める必要があると感じました。




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