2017年6月開催−第117回定例会− 「腱板断裂修復術後再断裂を防ぐ工夫と考え方」

講師:團野翼 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年6月24日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:6月1日から開催2週間前まで



第3回ベーシックセミナー参加申込

テーマ:「肩関節拘縮における機能解剖学的評価と触診」
日時:平成29年7月23日 日曜日 9時30分受付、10時開始、17時終了
会場:京都社会福祉会館4階ホール
定員:100名限定(要事前申込、先着順)
参加費:3,000円(会員・会員外とも)
※LINE@スタンプ10Pある方は無料
※専門理学療法士制度ポイント認定研修会申請中
参加申込受付期間:5月8日午前0時〜定員になり次第締切
5月27日現在定員に達しました。10名追加募集します。



2017年5月28日日曜日

第116回京都支部定例会

 昨日、第116回京都支部定例会を行いました。
今回は京都下鴨病院の中井亮佑先生による「腱板断裂に対する保存療法の可能性」についてレクチャーしていただきました。





腱板断裂に対し保存療法と手術の選択については議論があり、一定の見解が得られていません。
今回、中井先生のレクチャーを通して学んだことは、腱板断裂というす診断であっても病態や病気が様々であり、実際にどのファクターが症状を起こしているのかを明確にすることが治療方針を決定するにあたって重要だということです。
医師と理学療法士との間で議論を交わし個別に治療方針を決定していく大切さを感じました。

正確な評価を行うには、やはり正確な触診技術が重要となることを日々の臨床で痛感しています。
実技のレクチャーでは腱板筋群の触診とそれに対する治療を行っていただきました。
今回学んだことを踏まえて今後も触診の練習を積み重ねていきたいと思います。

次回の定例会は6月24日です。
京都下鴨病院の團野翼先生によつ肩関節疾患に対する評価と治療1「腱板断裂修復術後の際断裂を防ぐ工夫と考え」です。
定員24名で、お申込みは6月1日より先着順になりますので、お早めにお申し込みください。

投稿者:大渕篤樹

2017年5月22日月曜日

【文献紹介】自家半腱様筋腱・薄筋腱採取が前十字靭帯再建術後の膝屈曲筋力に及ぼす影響について


本日は前十字靭帯(以下、ACL)再建術後の膝屈曲筋力に及ぼす影響について書かれた文献を紹介させていただきます。
平田光司ら:自家半腱様筋腱・薄筋腱採取が前十字靭帯再建術後の膝屈曲筋力に及ぼす影響について 臨床スポーツ医学:Vol.14 No219972

ACL再建術には、BTB法やST/G法があり、BTB法に比べST/G法では膝関節前面の疼痛が生じにくく、大腿四頭筋の筋力回復が良好であることから、ST/G法が主流となっています。また、半腱様筋の形態は紡錘状筋であり、深屈曲域で筋力を発揮することからも、筋力低下を最小限に抑え早期復帰を目指すスポーツ選手に対しては半腱様筋腱を再建靭帯として使用するのが妥当だと考えられています。

今回紹介する文献では、再建材料の異なった(Ⅰ群:人工靭帯、人工靭帯+腸脛靭帯、Ⅱ群:STSTG2群を対象に術後1215週経過時の1)最大膝屈曲トルク、2)最大膝屈曲トルクの発揮角度、3)膝屈曲60°での発揮トルクを採取し、採取したデータから、4)ピークトルクが発揮されてから膝屈曲60°に至るまでのトルクの減衰率を算出し比較検討されています。

結果は一部を紹介させていただきます。
膝屈曲60°での発揮トルクの比較では、Ⅰ群は健側に対し患側-4Nm、Ⅱ群では健側に対し患側-31Nmでした。また、Ⅱ群の膝屈曲60°移行も急激に発揮トルクが減少していました。これらの結果からも、ST/G法では膝屈曲位での筋力は発揮しにくくなることが分かりました。

今回調べてみて、ST/G法にてACL再建術をされた患者さんでは、膝関節深屈曲トルクの低下が生じることを念頭に置き、術後のリハビリを行う必要性を改めて感じました。今後は、採取腱の修復過程についても知識を深めていきたいと思います。

投稿者:鷲見 有香

2017年5月20日土曜日

【文献紹介】膝前十字靱帯再建術後早期からの大腿四頭筋に対する電気刺激の有効性

 今回は、ACLR術後早期からの大腿四頭筋に対する電気刺激の有効性についての文献を紹介させていただきます。



和田 健征ら:膝前十字靱帯再建術後早期からの大腿四頭筋に対する電気刺激の有効性

昭和伊南総合病院 リハビリテーション科ACLR術後

ACLR術後に大腿四頭筋の等尺性収縮力が低下している症例に対して、EMSが有効とされており、術後早期からも使用されるようになってきた中で、今回は大腿四頭筋に対する術後早期からのEMSの有用性を検討する目的で調査されています。
 対象はACLRを施行された患者のうち、12例12膝(平均年齢30.2歳、男性6例・女性6例)とされ、術後4日から14日まで大腿四頭筋に対しEMSを施行し、術後4日、術後1週および術後2週の時期での大腿四頭筋の表面筋電図所見について比較検討されました。

 結果としてはRF,VMおよびVLにおいて有意な経時的変化を認めず、RFとVMは術後2週でのみEMS施行後が施行前より有意に大きかったが、VLはどの時期においても有意差は認めなかったと報告されいています。

 結果から、術後2週間を経過した時点でのEMSはRF、VMには効果的であると考察できますが、VLにおいては効果を認めていません。また、術後早期での施行も効果がないことがわかります。これは手術侵襲に伴う炎症が関与していることが推察でき、セラピストが介入していくうえで、まずはEMSの適応を理解しなければならないことが分かります。また、術後早期~2週間でEMSが使用できないことを踏まえた上で、他の方法での大腿四頭筋の等尺性収縮を促す方法を見出していかないといけないので、もっと患者さんの特異性に合わせたアプローチを身につけるため、日々精進していきたいと思います。

投稿者:小林駿也


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