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整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2018年9月9日日曜日

【文献紹介】深臀部症候群(Deep gluteal syndrome 以下 DGS)に関与する臀部ス ペース内の坐骨神経絞扼について



本日は、深臀部症候群(Deep gluteal syndrome 以下 DGS)に関与する臀部ス ペース内の坐骨神経絞扼について一部紹介させていただきます。




深臀部症候群(Deep gluteal syndrome 以下 DGS)は、 坐骨神経の非椎間板性及び骨盤外性絞扼を原因とする臀部から鼡径部への疼痛を呈する症候群と定義されています。
後方股関節の解剖学的研究の進歩により、坐骨神経が絞扼されうるいくつかの場所を特定することが可能とったことで、 「梨状筋症候群」の代わりに「深臀部症候群」の用語が現在、認知されるようになっているようです。


臀部スペース内の坐骨神経絞扼に関与する構造には、梨状筋、血管を包む線維性バンド 、臀筋群、ハム ストリング、双子筋-内閉 鎖筋複合体、血管の異常性及びスペース占拠性病 変が含まれるとされており、外傷や複数回の手術も原因となることがあると言われています。

臀部の鏡視所見にて坐骨神経周囲の繊維性バンドが坐骨神経に癒着している病態が確認されており、関節鏡視下に坐骨神経の周囲の繊維性組織や血管組織を切除することで症状改善が得られてたという報告もあります。

外傷や炎症後の組織修復過程において坐骨神経とその周辺組織が癒着する可能性があり、これらの機能解剖を念頭において評価、治療を行う必要があると感じました。



投稿者:大渕篤樹


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