2017年6月開催−第117回定例会− 「腱板断裂修復術後再断裂を防ぐ工夫と考え方」

講師:團野翼 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年6月24日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:6月1日から開催2週間前まで



2016年5月18日水曜日

【文献紹介】片脚着地動作時の足部運動と膝関節外反運動の関係


本日は片脚着地動作時の前・後足部運動と膝関節外反運動の関係を明らかにした論文を紹介させていただきます。

 
 
 
木下、浦辺 他:片脚着地動作時の足部運動と膝関節外反運動の関係

   理学療法科学 2016. 31(2)p227-231

 

ACL損傷の受傷機転の一つでもある片脚でのジャンプ着地動作では膝関節が過度に外反すると報告されています。膝関節の外反運動とは下肢運動連鎖からみると足部回内に伴って下腿内旋と大腿外旋が生じて行われる運動であり、足部回内の増加が下腿内旋を増大させることで膝関節外反角度が大きくなると述べられております。

足部・足関節運動と膝関節外反運動に関係があることは周知の事実ですが、今回の報告では、足部を前足・後足部に分けて、片脚着地動作時の前・後足部の各々の運動が外反運動とどのような関係にあるのかを報告しています。
対象は20歳代の健常女性13名、課題動作は30cm台からの片脚着地動作。動作解析には三次元動作解析装置と床反力計を用い、解析区間は足部接地から膝最大外反時までです。結果、膝外反角度変化量と後足部外反角度変化量では有意な相関が認められ、前足部回内角度変化量やアーチ高変化量は有意な相関が認められなかった。つまり、後足部の外反運動が膝関節の外反運動に影響を及ぼしたと報告されていました。

膝関節の靭帯や半月板損傷の症例を経験する中、受傷機転を聞いていても片脚着地以外の動作を観察していても膝屈曲時に過度な外反運動が生じている症例は多いように感じます。動作時に生じる膝関節の外反運動を防止する上で、前・後足部運動を確認することの大切さを学びました。この研究結果を参考に日々の臨床に活かしていきたいと思います。


投稿者:佐々木拓馬

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