2017年6月開催−第117回定例会− 「腱板断裂修復術後再断裂を防ぐ工夫と考え方」

講師:團野翼 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年6月24日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:6月1日から開催2週間前まで



2016年3月24日木曜日

reverse shoulder arthroplasty術後の腋窩神経損傷について

本日は、「reverse shoulder arthroplasty術後の腋窩神経損傷」について記載されている論文を紹介させていただきます。






本邦においても、reverse shoulder arthroplastyの症例は増加してきています。TSAに比べると挙上可動域も獲得しやすく良好な成績が期待されていますが、合併症のリスクなども多く神経損傷に関しては、 TSAと比較すると高率で発生すると報告もされています。
腋窩神経損傷の原因としては、手術によるものや術後の血腫による圧迫、上腕骨の延長などにより生じると報告されています。
この論文では、新鮮な献体で腋窩神経とglenosphereや上腕骨コンポーネントとの位置関係を確認されています。
通常、RSAではscapular northを生じにくくするためにglenosphereは関節窩に対して下方に設置するのですが、関節窩の下方には腋窩神経が走行しているため下方設置の距離を長くした際に、腋窩神経と接触していないかを確認されています。また、その際に上腕骨コンポーネントとの接触がないかも同時に確認されています。
結果は、glenosphereと腋窩神経との接触は認められなかったのですが、関節窩に対して6mm以上下方設置すると上腕骨コンポーネントと腋窩神経とに接触が認められる症例が存在したと報告されています。
そのため、下方設置に関しては6mm以内に抑えることが重要ではないかとされています。
理学療法を行う上でも神経損傷が生じていないかを確認することは重要なことであると思うのでレントゲン上、glenosphereがどの位置に設置されているかを確認しておく必要があると感じました。

投稿者:団野翼

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