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2018年8月1日水曜日

【文献紹介】膝伸展・屈曲運動時の大腿四頭筋、膝屈筋群の収縮様式について


本日は膝伸展・屈曲運動時の大腿四頭筋、膝屈筋群の収縮様式について報告されている文献を報告します。





日置ら:膝伸展・屈曲運動時の大腿四頭筋・膝屈筋群内収縮様式の解析-MRI Tagging Snapshot法による- 日本臨床バイオメカニクス学会誌,Vol.18,1997. 


この文献では膝伸展運動は外傷歴のない運動選手1010膝を対象とし、膝関節屈曲45°から30°および15°から0°の自動伸展運動を行わせ、矢状断、冠状断でのMRIを撮像されています。
膝屈曲運動では66膝を対象とし、膝屈曲0°から15°の自動屈曲運動を行わせ、撮像されています。

膝伸展運動では大腿四頭筋の筋内はどの筋も中枢側へ移動し、45°から30°の運動で中間広筋が最も大きく移動し、次いで大腿直筋、外側広筋の順で内側広筋が他と比べ移動量が小さかったと報告しています。15°から0°の運動も同様の順であったが移動量は全体的に小さく、他のコンポーネントに対する相対的な内側広筋の移動量が大きくなっていたと報告しています。
膝の屈曲運動では大腿四頭筋と同様に中枢側へ移動していたが、大腿二頭筋長頭、半膜様筋に関しては中枢側と遠位方向に移動する二方向性の移動を示したとしています。
移動量は半腱様筋で最も大きく、次いで大腿二頭筋長頭の移動量が大きかったと報告しています。

この文献から膝関節屈伸時の筋の移動方向や移動量が分かりました。MRIで評価していることから臨床では徒手的な評価は難しいのかもしれないですが、癒着など拘縮例で筋が中枢側へ移動できるだけのゆとりが必要となることが考えられるかと思います。
また、この文献では屈伸角度が全域ではないため深屈曲時の筋についても勉強しようと思います。



投稿者:天鷲 翔太


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