2017年8月開催−第118回定例会− 「膝OAにおける歩行時痛の解釈」

講師:為澤一弘 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年8月19日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:8月1日から開催2週間前まで



2016年6月10日金曜日

【文献紹介】MPFLの解剖について

 今日紹介する文献は内側膝蓋大腿靭帯の解剖について報告されている論文です。


望月智之ら:内側膝蓋大腿関節(MPFL)の解剖.Orthop28(7):51−54,2015

 内側膝蓋大腿靭帯(MPFL)は膝蓋骨の内側安定化機構の中心であり、膝蓋骨の外方脱臼を制動するとされています。また、幅広い組織であることから隣接している組織との関連性も注目されます。
 本論文では、MPFLの付着部の解剖についてと中間広筋と内側広筋との関連について報告されています。
 結果の一部ですが、MPFLの近位は中間広筋の内側に強固に付着しており、遠位は内側膝蓋支帯の深層に付着し膝蓋靱帯に連続していた、と報告されています。このことから、脱臼を制動する際にMPFLの張力に加え、中間広筋の収縮も関連するのではないかと考えられます。また、膝蓋大腿関節の拘縮を抱える症例に対して行う運動療法として、中間広筋を十分にrelaxationした上で、MPFLを始めとする膝蓋骨に付着する組織を伸張する必要性を感じました。今後の臨床において生かしていきたいと思える解剖の論文でした。

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