2017年8月開催−第118回定例会− 「膝OAにおける歩行時痛の解釈」

講師:為澤一弘 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年8月19日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:8月1日から開催2週間前まで



2015年5月28日木曜日

前腕回内外における遠位橈尺関節の安定性について


J Hand Surg 1995;20A:930-936

 

本日は、前腕回内外における遠位橈尺関節の安定性に関与する組織について報告された文献を紹介します。

本報告で対象とされた軟部組織は、前腕骨間膜、背側橈尺靭帯、掌側橈尺靭帯の3つであり、この3つの組織を切離した場合の最大回内外時の遠位橈尺関節の安定性について述べられています。研究が複雑化しないように、あらかじめ尺側手根伸筋の影響は排除されています。

結果、前腕最大回内時に尺骨頭の背側脱臼を許したのは、骨間膜と背側橈尺靭帯を切離した場合。反対に最大回外時の尺骨頭の掌側脱臼は、骨間膜と掌側橈尺靭帯を切離した場合に生じたとのことです。このことから、最大回内動作において、背側橈尺靭帯は掌側橈尺靭帯よりも遠位橈尺靭帯の安定性に貢献していることがいえます。(回外ではその反対)

橈骨に対する尺骨の背側脱臼は掌側脱臼よりも見られることが多いようですが、理学療法としては、背側脱臼であれば骨間膜と背側橈尺靭帯の損傷を疑い、前腕最大回外位での固定等の対応が必要と思われます。受傷時の画像所見で見過ごすことのないように注意していこうと思います。

 

投稿者:竹下真広

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