COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2015年6月28日日曜日

第99回整形外科リハビリテーション学会定例会京滋支部(京都会場)が開催されました!

第99回整形外科リハビリテーション学会定例会京滋支部(京都会場)が開催されました!!


症例検討:橈骨遠位端骨折症例の理学療法方針について 竹下先生



レクチャー:手関節伸筋の触診 為沢先生


症例検討では、橈骨遠位端骨折術後1ヶ月で遠位橈尺関節の離開が認められていたため再手術になった一症例について検討しました。内容としては、現在残存している可動域制限に対しての詳細な評価方法や、遠位橈尺関節に対してリハビリを施行するにあたっての留意点などを検討しました。受傷後からは約8週間経過しており靭帯の修復過程を考慮すると安定してきている時期ではありますが、尺骨茎状突起の合併があること、再手術に至った経緯や遠位橈尺関節の不安定性のtestであるballottement test陽性であることから不安定性が考えられました。このことから、今後のアプローチとしては、手関節掌屈可動域の改善を優先させ、現在残存している拘縮の除去をしていくべきではないかという結論に至りました。
手関節は多くの軟部組織が存在するため、アプローチする軟部組織を絞るのが難しいと思います。今回、為沢先生のレクチャーでは、各組織の評価方法をレクチャーされた後に実技で各筋を触診しました。

当院では、手関節や手指の患者さんも診させて頂く機会が多々あります。あまり診られないという先生方も多いかもしれませんが、やはり一部だけでなく全身の触診が出来るという事は患者さんを診るということにも繋がると思います。これからも知識と技術の向上に努めていきたいと思います。

投稿者:一志有香








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