Staff profile
COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について
整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。
2014年10月10日金曜日
股関節鏡視下手術の実際
本日は最近読んでいる雑誌の紹介をさせていただきます。
「股関節鏡視下手術の実際-股関節スポーツ損傷に対するアプローチ-臨床スポーツ医学2012」
です。
近年では股関節痛を有する患者に対するアプローチの一つとして股関節鏡が発展してきています。特に米国では年間手術件数が7万件を超えており、疾患概念も広く浸透してきています。その反面日本では股関節の病態や治療概念についてはいまだに広く認知されているとは言い難いというのが現状です。
この雑誌では、股関節唇の組織学および力学的特徴からFAIの臨床症状、FAIに対する鏡視下手術、術後のリハビリテーションまで幅広く記載されています。
最近当院においても、股関節唇損傷にて来院される患者様が多いため、股関節唇の組織学的、力学的特徴を学ぶいい機会になりました。
今後も各関節の解剖学や力学、組織学的な特徴を知り治療に生かしていこうと思います。
投稿者:鈴木千愛
人気の投稿
-
文献紹介 大腿骨転子部骨折において後外側支持欠損が lag screw sliding に与える影響 (徳永真己・他 : 骨折 第35巻、98-102、2013) 大腿骨転子部骨折をshort femoral neck (SFN) で...
-
本日は Bertolotti症候群について紹介させて頂きます。 Bertolotti症候群は1917年にBertolottiが提唱した症候群であり,最尾側の腰椎横突起が肥大し仙骨との 間に関節を形成,あるいは骨癒合した症例に腰痛が生じる症候群とされています。 ...
-
本日の文献紹介は、以前京都支部でも症例検討として相談させていただいた腓骨筋腱脱臼に対する手術方法についての書かれている文献です。 Du Vries : Surgery of the foot . Mosby . Jan 1986 腓骨筋腱脱臼を整復する方...
-
本日は、半膜様筋-内側側副靭帯にある滑液包(STBと略す)について述べられた文献を紹介します。 Christopher P.et al.:AJR 1996;166:875-877 STBは逆U字型をしており、その深層部は内側半月板後節に隣接し、半膜様筋腱と脛骨内側顆の間に...
-
してない方。 した方。 どうですか!!この団野先生のどや顔。笑 あっ!ではなくて、この内旋可動域の違い!! これは、タイトルにもあるように、 外閉鎖筋 のみリラクセーションした方としていない方の違いです。 ちなみに、実際にリラクセー...