COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2018年12月5日水曜日

【文献紹介】肩甲骨の加齢による可動域の変化について


本日は肩甲骨の加齢による可動域の変化について報告されている文献を紹介させていただきたいと思います。





田中ら:肩甲骨の加齢による可動域の変化についての検討 The Shoulder Joint,Vol.19,No.1,118-122,1995.

この文献では3才、5才幼児46名、30代男性20名、60代男性23名を対象にされています。
水平屈曲、伸展を行わせ、外転90°、屈曲90°、最大水平屈曲位で上肢と左右の肩甲棘のなす角度を測定されています。

各動作で幼児、30代、60代の順に角度が減少していることが報告されています。

この文献から加齢により肩甲骨可動域が制限されていくことが分かりました。
私達が教わってきた可動域の正常値と異なっていても本当の意味で可動域制限となっていないことがあると思います。その症例のアライメント、軟部組織の評価を行いどこまで可動域を求めるのか考察することが重要であると思いました。
明日からの臨床に活きるよう勉強していきたいと思います。


投稿者:天鷲翔太


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