2017年10月開催−第119回定例会− 「腰痛⑴ 屈曲時痛の解釈と評価のポイント」

講師:團野 翼 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年10月28日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:10月1日から開催2週間前まで



2016年7月29日金曜日

腱板断裂におけるdelamination発生関連因子の検討について

 本日紹介する文献は、腱板断裂におけるDelaminationの発生要因について検討された論文です。

 
 岩下ら:腱板断裂におけるdelamination発生関連因子の検討.JOSCAS 39 (3) : 614-618 . 2014
 
 臨床において腱板断裂に対して腱板修復術を施行された方をよく経験します。術後の理学療法を行う上で興味深い文献を紹介します。
 対象は鏡視下腱板修復術を施行された症例をDelaminationの有無によって2グループに分けて比較検討されています。まず、腱板におけるDelaminationの定義として筆者は、全層断裂が浅層と深層の2層に分かれている状態、としています。Delaminationの有無は良好なCuff integrityを得るために重要な所見となります。
 Delaminationがある群とない群では、腱板の断裂幅と断裂範囲に差があると報告されています。その要因として、進行性の変性断裂によりDelaminationを誘発している可能性と腱板の浅層と深層での異なる走行方向が剪断力を生じさせDelaminationを誘発している可能性が考察されています。

 臨床においてDelaminationを認める症例に関しては、断裂が経時的に変性していること、腱板筋群の過度な収縮によって剪断力を生み出している可能性があることを念頭に置き理学療法を進めることが重要だと考えられた論文でした。

投稿者:中井亮佑

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