2017年8月開催−第118回定例会− 「膝OAにおける歩行時痛の解釈」

講師:為澤一弘 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年8月19日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:8月1日から開催2週間前まで



2016年7月18日月曜日

【文献紹介】上腕筋の形態について

 今回は上腕筋の形態について肉眼解剖で観察された文献を紹介させていただきたいと思います。




山本ら:上腕筋は3頭筋である―肘関節屈曲拘縮への関与についての考察― 第16回臨床解剖研究会記録 2012.9.8



上腕筋は複数の筋頭を有するという報告があります。この文献でも上腕筋の筋頭、走行などを詳細に観察されています。


対象は研究用に供された解剖実習体1117肢で、上腕筋を起始部より分離して筋頭を同定し、起始部より剥離しながら翻転して肘関節包との付着の有無を確認されています。


結果としては観察した全肢において、三角筋後部繊維より連続する筋頭(外側頭)、三角筋の前方の集合腱に連続する筋頭(中間頭)、上腕骨前面より起始する筋頭(内側頭)に分けられたと報告されています。
また、肘関節部において外側頭と中間頭は浅層、内側頭は深層を走行し、内側頭の一部が肘関節包前面に付着する例もあったと報告されています。関節包に付着する例では肘の屈曲と共に関節包の前面と内側頭が浮き上がる様子も確認されたとのことです。


上腕筋は肘関節の屈曲拘縮に関与することが言われています。しかし、上腕筋は上肢の深層に位置し、上腕二頭筋が浅層を走行しているため、体表からの観察は困難であるかと思います。
 起始部、停止部の把握はもちろんですが、筋の走行を把握し、触診していくことが重要であると日々感じています。また、関節包への付着や筋頭により走行が異なること、浅層と深層が存在するなど形態の把握は病態やアプローチを考える上で大切になると思いました。


投稿者:天鷲翔太

人気の投稿