2017年8月開催−第118回定例会− 「膝OAにおける歩行時痛の解釈」

講師:為澤一弘 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年8月19日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:8月1日から開催2週間前まで



2015年11月7日土曜日

膝前十字靭帯損傷の受傷メカニズム


 本日は20153月に発売された関節外科より「膝スポーツ外傷update」の中から膝前十字靭帯損傷(以下ACL)の受傷メカニズムについて紹介します。


 非接触性ACL損傷の受傷メカニズムは過去に様々な研究報告がなされており、特にknee in toe outの肢位がビデオ解析の結果などからACL損傷のメカニズムとして考えられており、膝外反、外旋位が典型的な受傷肢位であるという報告が散見されます。

 しかし、受傷時のメカニズムの研究として、これまでのビデオ解析による視覚的分析では関節角度の推定では最も容易と思われる膝関節の屈曲角度でされもかなりの誤差があることが示されていることと、損傷のタイミングの推定は困難であることが問題点とされています。そこで筆者らは視覚的分析に代わる新たなビデオ解析のアプローチとして、MBIM法を開発し、非接触型ACL損傷の受傷シーンを解析しています。

 解析の結果ACL損傷の瞬間には膝外反による外側コンパートメントへの圧迫力により内旋と前方移動が生じているとし、いわゆるknee in toe outACL損傷後に生じる単なる結果にすぎないのではないかと考察しています。その考察を基に図を用いて文献の中で詳細に新たなACL損傷の仮説について書かれています。

 また他にもACL損傷における股関節の役割について過去に報告されている文献の紹介から、今回、提唱している損傷メカニズムから考える予防法についても考察されています。

 今回の文献で新たな受傷メカニズムが提唱されたことから、より受傷時の股関節の肢位についても目を向けていくことが重要ではないかと考えられます。過去に報告されているACL損傷と損傷時の股関節の肢位についても調べてみようと思いました。

投稿者:服部隼人

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