COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2015年9月16日水曜日

三叉神経痛・大後頭神経痛

今回は、「三叉神経痛・大後頭神経痛」についての文献を紹介させていただきます。



三叉神経痛や大後頭神経についてですが、三叉神経痛は、激しい疼痛を伴い頻度は10万人に4~5人程度であるとされている。症状としては、三叉神経の各分枝または、全領域に突発的に激痛や電撃痛が生じ、数秒後に消失するものであると報告されています。
大後頭神経痛は、後頭部の激しい痛みや時に三叉神経領域の疼痛を伴うものであり、圧痛部位は僧帽筋の起始部である上項線上で外後頭隆起の2.5cm外側、後頭動脈の拍動触知部のすぐ内側にあるとされています。
この文献では、三叉神経痛や大後頭神経痛の診断方法や治療方法が記載されています。また、鑑別すべき疾患についても記載されています。
普段の臨床でも頭痛を訴える方もおられますが、その頭痛が何から生じているのかが解らず評価や治療がされていない場合も多いと思います。
当院では、大後頭神経由来の頭痛が生じているのではないかと考えられる症例の方に対して理学療法を行うことで頭痛が改善することもあります。
どのような症状でも評価をしっかり行い、理学療法士として対応出来る症状なのか、対応することが困難な症状なのかを把握することが重要だと感じています。


投稿者:団野翼

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