2017年10月開催−第119回定例会− 「腰痛⑴ 屈曲時痛の解釈と評価のポイント」

講師:團野 翼 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年10月28日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:10月1日から開催2週間前まで



2015年9月26日土曜日

腱板断裂におけるMRIでの診断の基本

 今回、紹介する文献は今月に発売された関節外科より、特集である腱板断裂の診断と治療の中からMRIによる診断の基本についてです。


杉本ら:MRIによる診断の基本 関節外科vol.34 No10 2015

 この文献では初めに腱板の解剖について、特に棘上筋(以下SSP)と棘下筋(以下ISP)の停止部であるsuperior facetにそれぞれがどのように停止するのかを詳細に解説してあります。また、MRIの斜位冠状断像と矢状断像に投影される2つの筋を腱板のシェーマを用いて記載されています。過去の腱板断裂に対するMRIの読影については多数報告があるのですが、ここでは関節包面側組織が密になった腱板と直行するrotator cableについてもどの部分に投影されるのかを報告されています。

 Rotator cableの前方はSSP、肩甲下筋(以下SSC)に後方はISPに付着するとされ、3テスラ(T)MRIでおよそ3/4の症例において、SSPISP下面の線状低信号構造として認識できると記載されています。このrotator cableを含む断裂では手術適応になりやすいと考察されています。文献の中に実際の腱板断裂を呈した症例のMRIの記載があり、どの部分がrotator cableなのかをわかりやすくマークされています。

 当院には腱板断裂と診断された患者さんが多数おられ、日々の臨床でよく関わりがある疾患の一つです。MRIから得られる情報は多く、実際の理学所見と照らし合わせることでそれぞれの病態を把握できると思います。的確にMRIを読影できるよう知識の向上と数多くのMRIを読影し、運動療法の選択につなげられればと感じました。


投稿者:服部隼人


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