2018年5月開催−第125回定例会− 「スポーツ障害シリーズ〜膝関節障害②(ACL・半月板損傷)に対する評価のポイント」

講師:堀内奈緒美 先生(京都下鴨病院)
日時:平成30年5月26日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:2018年5月1日から開催2週間前まで



第4回ベーシックセミナー「股関節疾患における機能解剖学的触診と治療」

日時:平成30年7月15日 日曜日 10時開始 17時終了
会場:登録会館(京都市中京区)
定員:100名(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員・会員外ともに4000円
参加申込受付期間:定員に達したため募集を終了しました。
キャンセル待ちをご希望の場合は下記アドレスまで希望の旨をご連絡下さい。また、キャンセルが出ない場合、こちらから追加でご連絡はできませんのでご了承ください。
(キャンセルが出た場合の連絡は何日前までならお待ちいただけるかもご記入いただけると幸いです)
キャンセル待ち希望用アドレス:seireha.basic@gamil.com

2017年6月11日日曜日

【文献紹介】内反型変形性膝関節症におけるlateral thrust,膝内反モーメントおよび筋力低下とX線進行度との関連性

本日紹介させていただく文献は内側型膝OA症例に生じるlateral thrust、内反モーメント、筋力低下と OAグレードとの関連を検討した文献です。


松尾智史他:内反型変形性膝関節におけるlateral thrust,膝内反モーメントおよび下肢筋力とX線進行度との関連性.臨床バイオメカニクス36:401−405,2011

対象は健常者と内反型の膝OA患者36名36膝です。
検討項目はlateral thrust量、内反モーメント増加量、大腿四頭筋筋力、ハムストリングス筋力です。
結果以下の通りでした。
・lateral thrust量はOAグレードの進行に伴い有意に増加し
・内反モーメントはgrade0からgrade1にかけて低下し、grade2以降は増加
・大腿四頭筋筋力はOAグレード進行に伴い有意に低下
・ハムストリングの筋力はgrade3以降で有意に低下

筆者はlateral thrustと膝OAの間に有意に関連が見られ、過去の報告を裏付けるものになったと述べている。内反モーメントに関しては今回はN数が少なくばらつきが生じたと考察しています。

今回の文献は検討項目がなぜ増加、減少したかについては考察されていなかっため、lateral thrust,内反モーメントについて考えました。
膝OA症例のアライメントは大腿骨外彎、脛骨内稔、FTA増加、裂隙狭小化、屈曲拘縮の増加、下腿内旋を生じると報告されています。
OA changeが進行するとこれらの大腿骨外彎・脛骨内稔・FTA・屈曲拘縮・下腿内旋の増加、裂隙狭小化が進行することが予測できます。
lateral thrustがOA chabgeの進行に伴い増加する一要因として下腿内旋、屈曲拘縮増加し、LCLなどの静的支持機構での支持性があげられる思います。
 内反モーメントがOA chanbeの進行に伴い増加する一要因としてFTA増加により内反ベクトルの増加、荷重線の内側移動に伴うlateral thrustの加速度の増加があげられると思います。
どのようにしてメカニカルストレスが生じるかを考えると、どの組織にストレスが生じているかが予測できると思います。
解剖に加え、バイオメカニクスの勉強も重要であると感じました。

投稿者:堀内奈緒美

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