2017年5月開催−第116回定例会− 「腱板断裂に対する保存療法の可能性」

講師:中井亮佑 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年5月27日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:5月1日から開催2週間前まで(定員になり次第締切)



2017年4月21日金曜日

【文献紹介】腱板断裂後にMRI高輝度部分の低信号化を妨げる因子について



 

腱板断裂術後のMR画像にて、腱板付着部の高輝度部分の低信号化は腱板自体の回復を示しており、術後1年より低信号化する症例が多いと報告されています。本日の論文は、術後6か月以降に低信号化を妨げる因子を検討されています。

対象は、棘上筋を中心としたlarge tear以下の腱板断裂術後症例のうち、術後6か月のMRI T2強調画像で腱板内に全層性高輝度変化を示した7071肩です。これらの症例を術後一年で低信号化したL群としなかったH群の2群に分類して、以下の項目を比較されています。

①術前因子(病歴、断裂サイズ、UCLAスコア、JOAスコア、ROMMMT
②術後因子(UCLAスコア、JOAスコア、ROMMMT


結果、術前の阻害因子としては腱板断裂サイズの大きいこと、術後の阻害因子では外転と下垂位外旋可動域の改善率が悪いことが示されていました。
 
これより、術前のMR画像から断裂サイズを把握する読影力の必要性を改めて感じました。また、術後に拘縮をつくらないことは大前提ですが、修復術後には特に外転、下垂位外旋の可動域制限を作ってはいけないことがわかりました。

投稿者:佐々木拓馬

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