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2015年4月26日日曜日

鏡視下腱板修復術における上腕二頭筋腱摂切離に伴う術後肘屈曲力と愁訴の検討について


今回は鏡視下腱板修復術における上腕二頭筋腱摂切離に伴う術後肘屈曲力についての文献を紹介させていただきます。

 

原田洋平ら:鏡視下腱板修復術における上腕二頭筋腱摂切離に伴う術後肘屈曲力と愁訴の    検討

JOSKAS. Vol40. No1. 2015


腱板断裂に上腕二頭筋長頭腱病変の合併はしばしば見られ、腱切離や腱固定を行う報告がよくみられます。上腕二頭筋長頭腱は結節間溝を通過後関節内に進入し、棘上筋腱と肩甲下筋腱の間(腱板疎部)を走行し、上方関節唇を持ち上げることで上腕骨頭の上方移動を抑え、肩甲上腕関節の安定化に働いています。
また、肩関節だけでなく肘関節の屈曲、前腕の回外にも働きます。

本研究においては、鏡視下腱板修復術において上腕二頭筋長頭腱を切離した群と温存した群に分けて肘屈曲力を患健側で比較・検討されています。また、上腕二頭筋長頭腱を切離した際の患者様の疲労感や筋痙攣痛などの愁訴についても検討されています。

腱板断裂において、回旋筋腱板や肩甲骨のアライメントや動きなど肩関節に対して評価・治療していくことは重要ですが、今回の肘関節のように隣接関節に対してもしっかり評価していく必要性を感じました。常に広い視野を持って、さまざまな可能性を考えながら臨床に臨んでいきたいと思います。

投稿者:吉田雄大

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