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整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2018年11月12日月曜日

【文献紹介】橈骨遠位端骨折においての前腕回外制限因子について

本日は橈骨遠位端骨折などにおいて超音波動態考察で前腕回外制限の因子について文献紹介をさせていただきます。
橈尺骨骨幹部骨折や橈骨遠位端骨折など、前腕や手関節の外傷後、前腕回内外の制限は多くみられますが、前腕の回旋制限に対する理学療法を実施する際は、その制限因子を明確にしたうえでの運動療法が必要不可欠となります。
回旋制限の要因として、
橈尺骨の骨性アライメント異常、近位及び遠位の橈尺関節の不適合、橈尺骨間をつなぐ軟部組織の瘢痕によるものなどが考えられます。前腕回外運動時の尺骨頭の動態を観察し回外の制限因子となる軟部組織を検討されています。関節の動作に伴う周囲の組織の動態を知ることは、制限因子となる組織を明確にすることが出来ると考えます。制限因子を明確にしアプローチを行っていこうと思います。



尺骨遠位部の超音波動態観察よりみた前腕回外制限に関する一考察
日本整形外科超音波研究会会誌Vol.22 No.1 2010

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