方法・結果
3週で許可した68例(男性45例、女性23例:3週群)
術後全荷重を2週で許可した42例(男性24例、女性18例:2週群)
術後成績を比較検討した。
検討項目
・術後 6,12 ヶ月での膝伸筋の患健比(60°/s)
・受傷前と術後 12 ヶ月時の Tegner activity score
・術 後 12 ヶ月時の膝前方制動性の患健側差
・再鏡視時の移植腱の状態
・入院期間
とした.
なお,膝伸筋力は等速性筋力測定器 Ariel,膝前方制動性は KT-2000 を用いて測定した.再鏡視時の移植腱の状態については,移植腱の太さ,緊張,滑膜被覆 の 3 項目を総合し,Excellent,Good,Fair,Poor の 4 段階で評価した.
・術後 6,12 ヶ月での膝伸筋の患健比(60°/s)
・受傷前と術後 12 ヶ月時の Tegner activity score
・術 後 12 ヶ月時の膝前方制動性の患健側差
・再鏡視時の移植腱の状態
・入院期間
とした.
なお,膝伸筋力は等速性筋力測定器 Ariel,膝前方制動性は KT-2000 を用いて測定した.再鏡視時の移植腱の状態については,移植腱の太さ,緊張,滑膜被覆 の 3 項目を総合し,Excellent,Good,Fair,Poor の 4 段階で評価した.
結果
入院期間のみ2 週群 22.4 ± 5.6 日,3 週群 25.7 ± 3.2 日であり,2 週群で有意に短かった(p<0.05)
以上のことからACL 再建術後に関しては、全荷重開始時期を 3 週と 2 週で比較検討した結果,少なくとも膝関節の不安定性の増大や移植腱への悪影響がないことが分かった.また,入院期間は有意に短縮できることが分かりました。これらのことを念頭に置き、今後の治療に役立てていきたいと思います。
入院期間のみ2 週群 22.4 ± 5.6 日,3 週群 25.7 ± 3.2 日であり,2 週群で有意に短かった(p<0.05)
以上のことからACL 再建術後に関しては、全荷重開始時期を 3 週と 2 週で比較検討した結果,少なくとも膝関節の不安定性の増大や移植腱への悪影響がないことが分かった.また,入院期間は有意に短縮できることが分かりました。これらのことを念頭に置き、今後の治療に役立てていきたいと思います。