2017年6月開催−第117回定例会− 「腱板断裂修復術後再断裂を防ぐ工夫と考え方」

講師:團野翼 先生(京都下鴨病院)
日時:平成29年6月24日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:6月1日から開催2週間前まで



第3回ベーシックセミナー参加申込

テーマ:「肩関節拘縮における機能解剖学的評価と触診」
日時:平成29年7月23日 日曜日 9時30分受付、10時開始、17時終了
会場:京都社会福祉会館4階ホール
定員:100名限定(要事前申込、先着順)
参加費:3,000円(会員・会員外とも)
※LINE@スタンプ10Pある方は無料
※専門理学療法士制度ポイント認定研修会申請中
参加申込受付期間:5月8日午前0時〜定員になり次第締切
5月27日現在定員に達しました。10名追加募集します。



2017年2月23日木曜日

【文献紹介】投球障害肩病変の診断に有用な理学所見のついて

 本日は、投球障害肩に対する有用な理学所見が報告されている論文の紹介します。

林田賢治ら:投球障害肩病変の診断に有用な理学的所見.肩関節1632-341992

 臨床において投球障害肩を呈する症例は、疼痛の訴えが複雑であり、疼痛を誘発する要因が推察しにくいことを経験します。これは投球障害肩には多くの病変が混在していることが原因かと思います。投球時の疼痛の原因を明確にするためには、どの組織由来の疼痛かを再現する評価が必要であると考えます。
 本論文は、医者が投球障害肩を診断する時に有用な理学所見について考察されています。対象はオーバーヘッドスポーツを行う症例で、関節唇損傷、Bankart病変、腱板断裂、肩峰下滑液包病変の4群を比較検討されています。その中でも、関節唇損傷群はprocain test(局所麻酔下での疼痛の有無を評価)が有意に陰性であり、投球時痛は減速期に有意に多いとされています。
 しかし、投球時の減速期において他の軟部組織に目を向けると、後下方組織は伸張位にあり、棘下筋や小円筋は遠心性に収縮します。
 このことから、炎症症状がなく投球障害肩症例が減速期の疼痛を訴える場合、関節唇由来の疼痛か後下方組織由来の疼痛か判断が難しくなります。ここで関節可動域測定や圧痛、収縮時痛などを用いて投球時痛の再現をすることが大切だと思いました。再現性を正確に得ることが治療ターゲットをはっきりさせることにつながると思いますので、今後も丁寧に評価を行いたいと思います。


投稿者:中井亮佑

人気の投稿