2018年5月開催−第125回定例会− 「スポーツ障害シリーズ〜膝関節障害②(ACL・半月板損傷)に対する評価のポイント」

講師:堀内奈緒美 先生(京都下鴨病院)
日時:平成30年5月26日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:2018年5月1日から開催2週間前まで



第4回ベーシックセミナー「股関節疾患における機能解剖学的触診と治療」

日時:平成30年7月15日 日曜日 10時開始 17時終了
会場:登録会館(京都市中京区)
定員:100名(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員・会員外ともに4000円
参加申込受付期間:定員に達したため募集を終了しました。
キャンセル待ちをご希望の場合は下記アドレスまで希望の旨をご連絡下さい。また、キャンセルが出ない場合、こちらから追加でご連絡はできませんのでご了承ください。
(キャンセルが出た場合の連絡は何日前までならお待ちいただけるかもご記入いただけると幸いです)
キャンセル待ち希望用アドレス:seireha.basic@gamil.com

2017年2月23日木曜日

【文献紹介】投球障害肩病変の診断に有用な理学所見のついて

 本日は、投球障害肩に対する有用な理学所見が報告されている論文の紹介します。

林田賢治ら:投球障害肩病変の診断に有用な理学的所見.肩関節1632-341992

 臨床において投球障害肩を呈する症例は、疼痛の訴えが複雑であり、疼痛を誘発する要因が推察しにくいことを経験します。これは投球障害肩には多くの病変が混在していることが原因かと思います。投球時の疼痛の原因を明確にするためには、どの組織由来の疼痛かを再現する評価が必要であると考えます。
 本論文は、医者が投球障害肩を診断する時に有用な理学所見について考察されています。対象はオーバーヘッドスポーツを行う症例で、関節唇損傷、Bankart病変、腱板断裂、肩峰下滑液包病変の4群を比較検討されています。その中でも、関節唇損傷群はprocain test(局所麻酔下での疼痛の有無を評価)が有意に陰性であり、投球時痛は減速期に有意に多いとされています。
 しかし、投球時の減速期において他の軟部組織に目を向けると、後下方組織は伸張位にあり、棘下筋や小円筋は遠心性に収縮します。
 このことから、炎症症状がなく投球障害肩症例が減速期の疼痛を訴える場合、関節唇由来の疼痛か後下方組織由来の疼痛か判断が難しくなります。ここで関節可動域測定や圧痛、収縮時痛などを用いて投球時痛の再現をすることが大切だと思いました。再現性を正確に得ることが治療ターゲットをはっきりさせることにつながると思いますので、今後も丁寧に評価を行いたいと思います。


投稿者:中井亮佑

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