COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2015年6月7日日曜日

異なる進入法における人工股関節全置換術の術中関節安定性と術後姿勢指導の必要性


今回は異なる進入法における人工股関節全置換術の術中関節安定性と術後姿勢指導の必要性についての文献を紹介させていただきます。



平尾昌之ら:異なる進入法における人工股関節全置換術の術中関節安定性と術後姿勢指導の必要性

人工股関節全置換術(THA)における脱臼は、重大な術後合併症のひとつであり、患者様に対しての脱臼予防指導は重要です。

今回の文献では、後側方進入法、前外側進入法、前方進入法の異なる3つの進入法間での術中関節安定性を評価して、脱臼対策としての術後姿勢指導の必要性を比較・検討されています。

また、高度な拘縮例や重度な骨変形、亜脱臼を呈しているかなどの様々な観点から、どの進入法が適切であるかという考察もされています。

手術でどの術式が選択されているかは、どの組織が侵襲されているか、それによりどの運動に影響が出るかなど重要な指標となります。

11つの術式をしっかりと学習し、患者様に適切な理学療法を行えるよう心掛けたいと思います。

 
投稿者:吉田雄大

人気の投稿