こんばんは。
本日は肩関節の構造と機能の研究についてです。
高濱 照ら:肩関節の構造・機能の研究と理学療法.理学療法.2003年7月Vol20.No3:763-769,2003.
本日紹介する文献は、肩関節の構造と機能を健常人の動作と御遺体による再現によって、挙上及び外旋への影響を研究してあります。
内容としましては、健常人が楽に挙上で出来る水平内転角度や肩甲骨面挙上時の水平内転の角度を計測してあり、挙上制限となる因子についても検討されています。また、外転位における外旋強制を加えた際、どの要素が外旋制限となるのか、など肩関節疾患を臨床で見る上では重要な内容が論じられています。
臨床においても、患者さんの動作が機能解剖的にどの様に影響しているかを考えながら望むことが重要だと思いました。
投稿者:中井亮佑