2018年5月開催−第125回定例会− 「スポーツ障害シリーズ〜膝関節障害②(ACL・半月板損傷)に対する評価のポイント」

講師:堀内奈緒美 先生(京都下鴨病院)
日時:平成30年5月26日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:2018年5月1日から開催2週間前まで



第4回ベーシックセミナー「股関節疾患における機能解剖学的触診と治療」

日時:平成30年7月15日 日曜日 10時開始 17時終了
会場:登録会館(京都市中京区)
定員:100名(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員・会員外ともに4000円
参加申込受付期間:定員に達したため募集を終了しました。
キャンセル待ちをご希望の場合は下記アドレスまで希望の旨をご連絡下さい。また、キャンセルが出ない場合、こちらから追加でご連絡はできませんのでご了承ください。
(キャンセルが出た場合の連絡は何日前までならお待ちいただけるかもご記入いただけると幸いです)
キャンセル待ち希望用アドレス:seireha.basic@gamil.com

2018年3月31日土曜日

【文献紹介】膝内側側副靭帯損傷の生体力学的検討

本日紹介させていただく文献は膝内側側副靭帯損傷の生体力学的検討についてです。


廣川ら:膝内側側副靭帯損傷の生体力学的検討  
society of biomechanisms japan 15巻 2000 51-62


本研究ではうさぎの膝関節に外反モーメントを加えた時のMCLの破断に至るまでの歪み強度を光弾性法で測定し、単軸引っ張りでの結果と比較した後、破断組織の顕微鏡観察を行った上でMCL損傷メカニズムの検討をされています。

①単軸引っ張り試験の結果
大腿骨付着部近傍でのMCL損傷は観察されず、脛骨付着部近傍での繊維走行方向に沿って断裂が観察されたと報告しています。また、脛骨付着部に骨膜剥離が生じていた。

②外反曲げ試験の結果
大腿骨側、とくに内側上顆近傍を中心に断裂がみられ、脛骨付着部近傍ではまったく断裂徴候は見られなかったと報告しています。


脛骨付着部では石灰化線維軟骨層の生成が大腿骨付着部に比べ不十分であり、機械的強度が弱いため、単軸引っ張り時に骨膜剥離が生じたと考察されており、外反曲げ試験において大腿骨付着部で破談が生じる理由としては、負荷時にMCLと大腿骨内側上顆のインピンジ点を境として脛骨側と大腿骨側とで張力の不釣り合いが生じ、構造上大腿骨側に強い張力が生じているためであると考察されています。


これらのことから、MCL断裂といっても外力や負荷のかかり方、方向によっても断裂部位が異なることがわかります。またMCLは線維によって伸張される部位が異なり、どの線維が損傷しているかによって後療法を決めなければなりません。受傷機転を細かく問診し、手術所見・画像所見と組み合わせることで運動療法の組み立てをすることの重要性を再認識しました。


投稿者:小林 駿也



[お知らせ]
平成30年7月15日に開催される整形外科リハビリテーション学会(滋賀・京都支部共催)の第4回ベーシックセミナーのご案内です。
今回のテーマは「股関節疾患における機能解剖学的評価と触診」です。
詳細・参加申し込みにつきましては京都&滋賀支部合同HPをご覧下さい。
たくさんの参加をお待ちしております。

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