この度整形外科リハビリテーション学会京都会場代表世話人の小野志操先生がEPochセミナーにて講演されることになりました。アシスタントは同じく京都会場の為沢一弘先生、一志有香先生です。
テーマは
股関節前部痛に対する機能解剖学的評価と治療
~股関節唇損傷における保存療法と関節鏡視下手術後療法の診かたを中心に~
です。
これまでもいわゆるgroin pain(鼠径部痛)と総称されるような股関節痛を主訴とする患者さんは多くいましたが、その原因についてはよく分かっていませんでした。この10年間で股関節唇損傷という病態が認識され始め、股関節痛の原因として非常に重要であると考えられています。
Femoroacetabular impingement(以下、FAI)は2003年にスイスのGanzらのグループによって提唱された概念です。
股関節を形成する骨盤臼蓋や、大腿骨の骨形態異常が、繰り返しの外力によって股関節唇損傷を引き起こすことが明らかとなっています。
FAIのみならず股関節前部痛の解釈には股関節周囲の機能解剖を理解することが欠かせません。
このセミナーでは股関節唇損傷をはじめとする股関節前部痛の病態と股関節周囲の解剖について解説した上で、治療の基本となる触診技術と具体的な評価方法および運動療法について実技を含め紹介されます。
ご興味のある先生方は是非ご参加ください。
詳細はEPochのHP
(http://seminar.ep-och.com/seminar/790)をご覧下さい。
投稿者:鈴木 千愛