文献紹介
臨床スポーツ医学:2014第31号第7巻 特集
足部・足関節のスポーツ障害 -over use障害の克服-
今回は、雑誌からの文献紹介をさせて頂きます。
この回は、足部に関するoveruse障害について、腱・骨について分けられ更にその中でも障害別に分けられて、まとめられています。
またoveruse障害の基礎知識についてもまとめられており、スポーツ障害の患者さまをみるにあたって、大切なことも多く書かれています。
この中で、アキレス腱付着部症についてまとめられている論文を紹介します。
アキレス腱の障害は、マラソンランナーや、バレーバスケットなどのジャンプ競技者に比較的に多く発症するといわれています。
アキレス腱障害は、踵骨付着部より約2cmを境界として大きく分けて、実質部と骨付着部に分類されます。さらに、病態としては、踵骨付着部そのものの障害と、踵骨後部滑液包炎の2つの病態に分けられています。
この論文の中では、この2つの病態について詳しく書かれており、診断や治療も多少異なります。基本的な治療法としては、アキレス腱からの強大な力学的ストレスの除圧、緩衝と変性部位の再建及び症状発現部位の郭清であるが、再発も多く、適切な治療を行うために病態の把握が重要だとされています。
理学療法においても同様で、同じアキレス腱障害でも、病態を把握し患者さまのニーズに応えられるような治療を提供していくべきであると考えます。
投稿者: 一志 有香
Staff profile
COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について
整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。
2015年11月5日木曜日
人気の投稿
-
腓骨疲労骨折症例の検討を行う機会があったためその発生機序や解剖、バイオメカニクスを調べています。Reviewにはなりますが、腓骨疲労骨折の記載部分を紹介させていただきます。 【背景】 内側果と腓骨遠位端のストレス骨折は、発生頻度の低い損傷である。腓骨疲労骨折は、全体の4.6%~...
-
文献紹介 大腿骨転子部骨折において後外側支持欠損が lag screw sliding に与える影響 (徳永真己・他 : 骨折 第35巻、98-102、2013) 大腿骨転子部骨折をshort femoral neck (SFN) で...
-
本日は Bertolotti症候群について紹介させて頂きます。 Bertolotti症候群は1917年にBertolottiが提唱した症候群であり,最尾側の腰椎横突起が肥大し仙骨との 間に関節を形成,あるいは骨癒合した症例に腰痛が生じる症候群とされています。 ...
-
こんばんは。 本日は生理学について述べられている論文の紹介です。 内山孝憲:レンショウ細胞による反回抑制と筋緊張制御. バイオメカニズム学会誌.Vol27 No2:76-82,2003 筋緊張を抑制する手段として脊髄内抑制が挙げられ、臨床における治療テ...
-
James A. Tom,et al:Diagnosis and Treatment of Triceps Tendon Injuries:A Review of the Literature Clin J Sport Med.vol.24,number 3,May 201...