COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2018年4月5日木曜日

【文献紹介】胸鎖関節円板の肉眼解剖と組織学的研究について


本日は胸鎖関節円板の肉眼解剖学と組織学について報告されている文献を紹介させていただきます。






江村ら:胸鎖関節円板の肉眼的解剖学・組織学的研究‐胸鎖関節の運動は関節円板と胸骨の間で生じる-.理学療法学35(suppl-2.2).697-697,2008

この文献では献体10体、14側を用いられています。そのうち鎖骨と胸骨の関節面の形状がいいもの(8側)を肉眼解剖し、その後、残り6側を含む14側全ての関節円板を取り出し組織学的検索を行っています。

肉眼解剖では全ての胸鎖関節円板は鎖骨側表面の内側部で鎖骨と直接結合していたとされています。また、摘出した関節円板は完全型(8個)、リング型(2個)、半月型(4個)の3つに分類できたとも報告されています。
完全型は円形で関節腔を完全に2分しており、リング型は中央よりもやや後方で一部かけていて輪状になり、半月型は後方部が欠損しているものであるとも報告されています。
また、鎖骨・胸骨端の後方に骨突起が観察されており、半月型→リング型→完全型の順に発達していることが確認されています。
また、組織学的検索により関節円板の鎖骨側表面は全例において繊維軟骨で構成されており、胸骨側表面は密性結合組織を含み、繊維軟骨の分化の程度が比較的低いことが報告されています。

本文でも考察されていますが鎖骨と関節円板の結合がみられていることから関節運動は関節円板と胸骨間で行われていることが考えられます。
このことから関節円板の形状と胸骨側の関節面の形状を考え運動を考える必要があるのかと思いました。
また、鎖骨側の関節円板表面は繊維軟骨で構成されていることから鎖骨に加わる軸圧に適応した結果とも考察されています。
鎖骨骨折についての文献でも鎖骨に軸圧が加わることで骨折がみられるとの報告もあり、胸鎖関節を保護するための緩衝材となることが考えられると思いました。
また、今回の文献で報告されているように関節円板の3つの型により胸鎖関節の可動性や軸圧のかかり方など変わるのかどうかが疑問に思いました。


投稿者:天鷲翔太              

2018年4月3日火曜日

整形外科リハビリテーション学会 滋賀支部・京都支部共催 第4回 ベーシックセミナーのお知らせ



テーマ :「股関節疾患における機能解剖学的触診と治療」

講 師:「股関節に対する機能解剖学的アプローチ」
     浅野昭裕先生(中部学院大学 教授・本学会代表理事 認定AAA)

    「股関節唇損傷に対する評価と触診技術」
     團野翼先生(京都下鴨病院 理学療法部 認定B)

    「変形性股関節症に対する評価と触診技術」
     山内辰也先生(あずま整形外科 リハビリテーション科 認定B)

    「大腿骨頚部骨折に対する評価と触診技術」
     高口裕行先生(生田病院 リハビリテーション科 認定B)

    「股関節周囲の末梢神経障害に対する評価と触診技術」
                    中井亮佑先生(京都下鴨病院 理学療法部 認定B)

日 時:平成30年7月15日(日)10時〜17時

会 場:登録会館(京都市中京区烏丸通御池上ル二条殿町516-2) 
    地下鉄烏丸線および東西線「烏丸御池駅」下車 1番出口より徒歩1分


定 員:100名(先着順)

会 費:会員・非会員とも 4000円

申込開始:平成30年5月7日から

申込先:専用申し込みフォームより
     (定員に達し次第、終了致します)


今年も当学会認定のB検定取得者によるベーシックセミナーを開催いたします。
今回のテーマは「股関節疾患」です。

代表的な股関節疾患における病態解釈を踏まえた評価と触診について講義と実技を行います。

治療については当学会代表理事の浅野昭裕先生にご講演頂きます。

毎年多くのご応募をいただき早期に定員に達しております。
参加ご希望の先生方は、事前にご同輩や職場の新人の先生方をお誘い合わせの上、なるべくお早めに申し込みをお済ませいただきますよう宜しくお願い致します。

【会場地図】

2018年4月1日日曜日

第123回京都支部定例会

昨日第123回京都支部定例会が行われました。
今回は京都下鴨病院の團野翼先生に「腰部障害〜分離症・仙腸関節障害〜」についてレクチャーしていただきました。





腰部疾患は苦手と感じる先生も少なくはないと思います。
自分自身も他の関節と比べると苦手であると感じることがあります。
今回レクチャーしていただいた分離症、仙腸関節障害にしてもその他の関節疾患と考え方は同様であると感じました。
どのようなストレスが加わったから疼痛出現、組織の破綻が起きたのか、そのストレスは運動療法によって除去できるものか、解剖学的な破綻が要因であるかを見極めていくことは他の関節と変わりません。
腰部にはどのような組織が存在していて、関節はどのような動きをするかなど解剖がわからないから苦手に感じてしまうのではないかと思いました。
まずは機能解剖学的な知識を身につけ、腰部疾患と向き合っていきたいと思います。



次回の定例会は4月28日です。
テーマは「膝関節障害〜オスグッドシュラター、分裂膝蓋骨〜」です。
また4月21日には名古屋国際会議場にて当学会の特別公演が行われます。
詳細は整形外科リハビリテーション学会のホームページをご確認ください。




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