COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2018年5月29日火曜日

【文献紹介】Assessment of tibial rotation and meniscal movement using kinematic magnetic resonance imaging

本日はAssessment of tibial rotation and meniscal movement using kinematic magnetic resonance imagingについて文献紹介させて頂きたいと思います。







この文献では膝関節屈曲の0°から40°の間での屈曲・伸展運動の際に
下腿の内旋・外旋がどの程度生じているか
半月板の厚さがどの様に変化し、どの様に運動しているか
など運動時における半月板の動態の変化をより詳しく述べられていました。

半月板は膝関節の屈曲・伸展時に前後方向へ移動をしますが、
その際に半月板の前角は後角よりも、辺縁部は中央部よりもそれぞれ大きく移動し、厚みが増加すると報告されていました。
また、膝関節屈曲・伸展運動は下腿の内旋・外旋を促進し、それらは靭帯・関節包・大腿骨顆の形状に関連するなど膝関節運動の際の半月板の変化や骨運動の変化についてより詳しくと述べられており、私自身非常に勉強になりました。

これらの軟部組織の変化・関節運動をしっかり理解して行くことが今後の治療時の病態解釈を行なっていく上で非常に役立つのではないかと感じました。

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