本日、第16回下鴨整形疾患フォーラムが行われました。
「外傷性軟部組織欠損の再建−疼痛問題も含めて−」 京都大学医学部付属病院 池口良輔先生
「目立たない傷あとにするためのベストプラクティス−創傷治癒の最新理論、閉創手技から術後ケアまで−」 日本医科大学 小川令先生
術後、創部がケロイドになってしまう症例を目にすることは多々あります。今回、創部がきれいな症例とそうでない症例がいるのか、そもそもどのようにしてケロイドが形成されるのか、とても興味深いご講演を聞くことができました。創部の治癒過程、最新の研究を用いた創部へのストレスの加わる方向など学ぶことができました。リハビリに介入している時に創部が目立たないようになるのか、どの程度残るのか気にされる患者さんは多く、とくに若い女性は非常に多いです。今回の講演を聞いて、創部の管理についても今後勉強していく必要があると感じました。
Staff profile
COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について
整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。
2017年11月19日日曜日
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