昨日、第113回京都支部定例会が行われました。
今回は京都下鴨病院の中井亮佑先生による「股関節周囲の触診~後面の筋編~」のレクチャーでした。
股関節外旋筋を機能的に分けて起始から停止まで丁寧に触診していきました。
今回のレクチャーの中で個人的にとても興味深かったのは、梨状筋の触診です。
勉強会では梨状筋の上縁、下縁の高さの指標についてのお話があり、そのあとの実技では梨状筋の走行をイメージしやすくなり、とても触りやすかったです。指標についてのお話もおもしろかったですが、その参考文献が形成外科の論文だったことに驚きました。
今回教えていただいた内容はまた朝の触診の時間を利用して復習していきたいと思います。
次回の定例会は1月28日(土)です。
「大腿骨頸部骨折の運動療法」について京都下鴨病院の團野翼先生にレクチャーしていただきます。
ぜひご参加ください。
投稿者:堀内奈緒美
Staff profile
COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について
整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。
2016年12月18日日曜日
人気の投稿
-
本日は、足の支帯が有する機能について報告された文献を紹介します。 Carla Stecco et al:The Ankle Retinacula.Morphological Evidence of the Proprioceptive Role of the Fa...
-
Straight Leg Raising test(以下SLRテスト)は腰椎椎間板ヘルニアなど腰下肢痛を評価する有名な検査手技であり、皆さんもよくご存じだと思います。 カルテなどにSLRテスト陽性またはSLR(+)と記載していることがあります。しかし、SLRテストを行った際に...
-
今回は膝関節筋の肉眼解剖学的観察についてです。 安岡武紀:膝関節筋の肉眼解剖学的観察‐膝関節筋の形態と中間広筋および膝蓋上方との関係‐ 久留米医会誌雑誌.Vol 74 , 14-22, 2011 今回は、中間広筋の深層に存在する膝関節筋の肉眼...
-
文献紹介 大腿骨転子部骨折において後外側支持欠損が lag screw sliding に与える影響 (徳永真己・他 : 骨折 第35巻、98-102、2013) 大腿骨転子部骨折をshort femoral neck (SFN) で...
-
本日は、深臀部症候群(Deep gluteal syndrome 以下 DGS)に関与する 臀部ス ペース内の坐骨神経絞扼 について一部紹介させていただきます。 深臀部症候群(Deep gluteal syndrome 以下 DGS)は、 坐骨神経の...