COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大予防に対する対応について

整形外科リハビリテーション学会は、オンライン開催または感染対策を徹底した上でのハイブリッド開催により、定例会、学術集会、特別講演会、シンポジウムを開催して参ります。なお、技術研修会につきましては、再開の目処が立っておりません。理事会の決定があり次第、ウェブサイトならびに当ブログにてご報告させて頂きます。

2015年3月1日日曜日

第97回京滋支部定例会

本日、第97回整形外科リハビリテーション学会京滋支部の定例会が開催されました。
京都支部では、症例検討1題と、レクチャー2題が行われました。まず竹下真広先生による「肘関節脱および粉砕骨折の一症例」についての症例検討が


症例検討は、京都下鴨病院の竹下真広先生による「肘関節脱臼および粉砕骨折の一症例」についてでした。
症例は、肘関節の脱臼骨折に尺骨近位の粉砕骨折、橈骨頭の骨折を合併し受傷された患者様で、屈曲可動域が拡大していかないことに関して悩まれていました。
骨折の受傷機転や骨の形態、特に損傷している組織などを考察し、屈曲可動域を拡大する上で重要となる組織と、その組織にアプローチする上で必要なアプローチの仕方について討論が行われました。




その後、症例検討の討論の結果を元に、京都下鴨病院の一志有香先生が触診のレクチャーを行って下さいました。
内容は「上腕三頭筋の触診」で、その中でも討論の中で特に重要であるとされた内側頭に重点をおいて行われました。





最後は、京都下鴨病院の永井教生先生が、「肩関節のMRIのみかたの検討」という題でレクチャーして下さいました。
内容は、肩関節のMRIを読影する上で必要な肩関節の解剖と、MRIの基礎知識、なぜMRIを見れるようになった方が良いのかなどをご説明いただいた上で、正常な肩のMRI画像と異常なMRI画像がどう見えるかについてわかりやすく教えていただきました。
その後、実際の腱板断裂の症例のMRIを提示し、どの組織がどのような状態になっているかを考える機会をいただきました。


今回は、少人数ではありましたが、細かいところまで討論し合い、意見を出し合えたことで、有意義な会にすることができました。参加していただいた先生方、どうもありがとうございました。


3月は、14、15日に関西ブロック全国研修会が開催されます。
http://ohmi-rigaku.jimdo.com/関西ブロック全国研修会/



次回、定例会は4月に開催予定です。
内容が決まり次第更新いたしますので、新ホームページよりご確認下さい。
http://ohmi-rigaku.jimdo.com




投稿者:為沢 一弘


 

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