今回は京都下鴨病院の團野翼先生による「大腿骨頸部骨折に対する運動療法の考え方」のレクチャーでした。
骨折の分類など基礎からレクチャーしていただきました。実際の症例のレントゲン画像を用いてGarden分類ではどのくらいで、どのような手術療法が適応になるのか、Singh分類ではどのくらいかグループに分かれて検討しました。骨折線の位置をレントゲンのみで判断できないところもあり、Garden分類ⅠやⅡであってもすぐにわかるようにたくさんレントゲンを見る必要があるなと感じました。
また術後の運動療法では歩行能力の再獲得が重要になります。術前の歩行能力までは獲得する必要があるため、術後の歩行において何が阻害因子となっているのかを見極める必要があります。
大腿骨頸部骨折、転子部骨折の症例を担当する際にはレントゲンから軟部組織損傷、骨密度、術後の状態を読み取り、術前までの歩行能力は確実に獲得できるように努めていきたいと思います。
次回の定例会は3月25日です。
4月22日に行われます整形外科リハビリテーション学会の特別講演にむけて、
京都下鴨病院の為沢一弘先生による「股関節鏡手術の実際」について講義していただきます。
また次回より勉強会の参加には事前申し込みが必要となります。
定員24名で先着順となりますのでお早めにお申し込みください。