■令和元年6月開催−第134回定例会− 内容「膝関節の触診(後方)」■

ミニレクチャー:ACL損傷の運動療法
講師:服部隼人先生(烏丸御池整形外科クリニック)
膝関節後方組織の触診
講師:小林駿也先生(京都下鴨病院)
日時:令和元年6月22日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:26名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
参加申込受付期間:令和元年6月1日から



2018年6月4日月曜日

【文献紹介】The heel pad in plantar heel pain

本日紹介させていただく文献は踵部痛を有する症例における踵パッドの弾力について検討した文献です。

Somchai Prichasuk:The heel pad in plantar heel pain.The Bone&Joint76(1):140-142,1994


この研究は、有痛性踵パッドおよび正常な被験者に対する踵パッドの厚さおよびその圧縮性を計測し、年齢、性別および体重に関連付けることを目的として行われました。
踵部痛を有する70症例と健常人200人を対象に検討を行った。年齢、性別で4群に分け、
矢状面より撮影したレントゲンより踵パッドの厚さを計測し、有痛群の特徴を検討しています。
結果は正常群と比較して、有痛群の方が有意に踵パッドの厚さおよび踵パッド圧縮率が大きくなりました。
また、年齢・体重の増加に伴い有意に踵パッドの厚さ、踵パッド圧縮率は増加していました。
筆者は圧縮率の増加は、踵パッドの弾性の低下を意味し、弾性の低下は有痛性踵パッドの発症を増加させる傾向にあると考察しています。

過去の報告には脂肪は線維化すると体積が増えると報告されています。そのため、年齢に伴う踵パッドの厚さの増加は変性によるものではないかと考えられます。体重が釣果している症例においても、荷重量が増えることにより踵パッドへのストレスが増加し、変性が進むことが考えられます。
有痛性群と正常群とを比較すると有痛性群の方が踵パッドが厚い結果になっていました。
踵パッド自体の容量の問題も考えられますが、踵パッドの弾性が低下していることにより荷重した時の踵パッドの変化量が小さいことも考えられます。
踵部痛を有する症例の病態を把握する上でも疼痛の有無で組織にどのような違いがあるのか知っておく必要があると感じました。




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